アンチエイジング について

 今,国を挙げて"健康寿命の延長"に挑んでいます.なるべく"健康"を維持するため,自分で努力しましょう,なるべく介護の世話にならないようにしましょう...と.

 しかし,全く病気のない人はいるわけがありませんよね.誰しも多少,腰が痛いとか,目が見にくいとかあると思いますが,問題はそれが日常生活にどれだけ差し支えるか,だと思います.だから私は"健康寿命"ではなく,"活動寿命"の延長といったほうがよいのではと思います.

 しかし言葉の問題ではなく,誰しも自立した生活を続けたいと思っていますよね.とくに,老化を感じると非常に不安になってくると思います.それは,何歳くらいの話ですか? 老化は"成熟した個体に生じる,加齢に伴う機能低下"と定義されます.ということはすでに20歳あるいは30歳台に始まっているのです.それが明らかになってくるのが40,50歳台ということです.

 したがって,実はアンチエイジングは20、30歳台から始めなければなりません.もっともそんな人は少ないのですが....しかし,年代に応じてやるべきことがあります. 我々としては,本格的に医療としてやって行きたいのですが,まずは"アンチエイジング相談外来"を始めることにしました.保険診療とは独立したものですので,別途料金がかかります. 詳細は検討中です.もう少しお待ちください (2016.1.2)